今月は、「ノンクラスプ義歯」についての解説です。
入れ歯には、大きく分けて、「総入れ歯」と「部分入れ歯」にわけられます。
「ノンクラスプ義歯」は、部分入れ歯の一種です。
「部分入れ歯」は、通常金属製の金具で食事中入れ歯が外れてこないように
残存歯に固定しますが、「ノンクラスプ義歯」は、下の画像②のように入れ歯の
台の部分(床と呼びます。)で外れないように固定します。
審美性がよく、残っている御自分の歯にもやさしいという利点があります。
欠点としては、長く使ってクラスプが緩くなった時に、調整がむずかしい。
クラスプが、金属製より壊れやすいなどです。