先生が医師を目指された
きっかけを教えてくださいInterview 01

私が幼い頃は、歯科医院が少なかったんです。今では考えられないくらいだと思います。なので、歯医者になって人の役に立とうと思ったんですね。
明確に歯医者になることを意識したのは高校生の頃、大学進学を考えるにあたって色々と考えている中で、自分が歯科医師を目指す学力があり、自分の仕事として選ぶことにしました。

先生の治療方針を
教えてくださいInterview 02

やはり、痛みの少ない治療や患者様に安心して当院に通ってもらえる環境づくりを心がけることですね。そして、私たち医療者側が思う「こうした方が良いだろう」ということと、患者様の「こうしたい」という思いをどこまでバランスよく汲み取りつつ方針を立てて行くかだと思います。
最近はインターネットが発達していますから、調べればたくさんの情報が出てきます。もちろん玉石混合なので、患者様が調べてきたことを否定するのではなく、可能な限り尊重しつつも患者様にとってメリットのあるような治療をしたいと考えています。

患者様の年齢層や増えてきた
症状はありますか？Interview 03

お越しになる方の年齢は幅広いですね。お子様からご高齢の方まで来られます。最近では、「先生のところのインプラントは痛くないの？」とお年を召した方が来られました。もちろん、インプラント治療は全く痛くないわけではありませんから、そういったことを丁寧に説明させていただきましたよ。
また、最近では「TCH」が増えている傾向にありますね。

TCHとはどういった
症状なのですか？Interview 04

TCHとは、「歯列接触癖」とも言われます。上下の歯を持続的に接触させてしまう癖のことで、いわゆる「食いしばっている」状態です。何もしなければ上下の歯は接触することはないのですが、常に触れてしまっている状態となります。
当院には、「歯が痛い」という相談に来られていろいろな検査をしても虫歯や歯周病といった異常はない方に、TCHが見られることが増えています。

TCHの特徴を教えてくださいInterview 05

TCHは、自分では「食いしばっている」という認識はありません。朝起きてからずっと頭やこめかみが痛いけれど、原因がわからないというケースは多く見られ、場合によっては頬の筋肉が腫れてしまうこともあり、肩こりの原因になることも珍しくありません。
ひどい場合には、その日のうちにマウスピースを作って対策しなければならない人もいます。重度の場合には歯が欠けたり割れたりしてしまうんですね。そのため、重症になることもありますので、楽観視はできません。

どんな場合に先生に
相談したら良いですか？Interview 06

おそらく、頭痛や肩こりのお悩みがある場合には歯科に来られることは少ないと思います。他の病院に行ったけれど原因がわからないと言われてしまった場合には、歯科医院で検査してみても良いかもしれません。
TCHは誰にでも起こりうることで、しっかり対応すれば改善が期待できます。頭痛や肩こりをはじめとしたことにお悩みの方は、「TCH」も疑ってみてください。

先生が治療をする上で大切に
していることやこだわりは
何ですか？Interview 07

患者様の個性を大切にするようにしています。医師と患者様は対等な関係であるべきと思っていますので、こちらが高圧的になることはありません。ただし、逆に患者様のニーズを全て受け入れるわけではなく、あくまでも医療的な知識や技術と患者様のニーズを組み合わせた治療を行うことが大切と考えています。
患者様の個性を生かしつつ、生活に寄り添った治療が行えるようにコミュニケーションをとることも大切にしていますね。

患者様へのメッセージを
お願いしますInterview 08

歯科治療は、「痛いからくる」ところから「痛くなる前にくる」場所に変わりつつあります。虫歯や歯周病など、初期症状がないままに進行してしまう病気も少なくないので、まずはお口の中をチェックする、自分で把握しておくくらいの気持ちで来てもらえたらと思います。
もし早期発見ができれば、その分最適な治療につながることは間違いありません。何もなかったらそれはラッキーですから、健康な状態をキープするようなご提案をさせていただきます。
一緒に、お口の中の健康を整えましょう。福田歯科医院は、定期健康診断とお口のクリーニングをお勧めします。